反精神医学・反心理学・反教育学
1 名前: チーフなも 投稿日: 2002/11/30(土) 22:28

 とりあえず、スレ独立。

とほほぃ。

2 名前: チーフなも 投稿日: 2002/11/30(土) 22:40

精神医療:「地域ケアが事件を予防」 伊の専門家に聞く

 精神病院を全廃したイタリアで、そのきっかけになった先進的な地域ケアに取り組むトリエステ精神保健センター副所長、ブルーノ・ノルチョ氏(57)が来日し、毎日新聞のインタビューに応じた。日本では再び重大事件を起こす恐れのある精神障害者を強制入院させる「心神喪失者医療観察法案」が審議中だが、ノルチョ氏は「精神障害者による事件は地域ケアの向上でこそ予防できる」と強調した。 【精神医療取材班】

 ――日本の地域医療、福祉をどう思うか。
 患者の家族の相談先が病院になっている。その前に相談できる所があれば、入院しなくて済むケースも多いのではないか。日本社会はストレスが強い。社会のスピードについていけない弱者の存在を認め、彼らが自由に暮らせる体制を話し合って作る必要がある。

 ――地域医療の充実で病状の悪化を防ぎ、事件を防ぐことは可能か。
 トリエステでは精神障害者の犯罪率は落ちている。どんな社会であれ、地域サービスの向上が悲劇を防ぐ一助になる。

 ――イタリアではどんなケアをしているのか。
 精神病院の閉鎖を定めたバザーリア法が78年に制定され、00年には全国約50の病院が全廃された。以前は、約10万人が社会に危険であることを理由に収容されていた。

 ――転換の契機は。
 世界の脱施設化の流れを背景に、トリエステの医師バザーリアが改革に乗り出した。61年以降、家族とかかわる地域密着型の試みを始め、私を含む若い医師や看護師、ボランティアが加わった。患者が何を必要としているのかを一緒に模索した。トリエステの入院患者は約1200人(71年)から100人(78年)に減った。重症患者もリハビリで地域生活が可能となった。

 ――でも、イタリアには保安処分があるが。
 重大事件を起こし責任能力がなく、社会的に非常に危険と判断された人を収容する司法精神病院が現存する。だがトリエステで同病院に入所した患者は、71年の20人から98年にはゼロになった。手法や人権上の問題などで論議があり、いずれ閉鎖されるのは間違いない。

 ――心神喪失者医療観察法案をどう考えるか。
 国の政策としても、精神医療としても、残念ながら間違いだと思う。家族や地域でのさまざまなケアが、悲劇の予防になる。日本が最善の方向に歩むことを願う。

 ノルチョ氏は、約30年前から精神医療改革に取り組む。人口約25万人のトリエステでは、精神病院の代わりに5カ所の精神保健センターを設け、それぞれ約40人のスタッフが地域に出向き、患者や家族に医療サービスを提供。24時間体制で対応し、病状の悪化を防いでいる。今回は、法案の廃案を求める弁護士や市民らの招きで来日。各地で講演を続けている。

[毎日新聞11月28日] ( 2002-11-28-10:55 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20021128k0000e040023000c.html